OTO TO TABI in GREENOTO TO TABI in GREEN


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STUTS(with 仰木亮彦[Gt],高橋佑成[Key])

STUTS (スタッツ)。1989年生まれのトラックメーカー、MPC Player。自身の作品制作やライブと並行して、数多くのプロデュース、コラボレーションやTV・CMへの楽曲提供など活躍の場を広げている。
2016年4月、1stアルバム『Pushin’』を発表し、ロングセールスを記録。
2017年6月、Alfred Beach Sandalとのコラボレーション作品『ABS+STUTS』を発表。
2018年9月、国内外のアーティストをゲストに迎えて制作した2ndアルバム『Eutopia』を発表。
2020年9月には最新作となるミニ・アルバム『Contrast』を発表し、バンドセットでの単独公演を成功させた。

OTO TO TABI スタッフより

2018年3月のOTO TO TABI——。そのとき僕はまだスタッフではなく一人の観客で、目当てのアーティストの中にSTUTSがいた。彼はニューヨーク・ハーレムのストリートにて、MPCという機器を指で叩いて音楽を生み出し人々を熱狂させるアーティストとして注目を集めていた。御多分にもれず、僕もその様子を撮った映像でSTUTSの存在を知り、「この人が札幌に!?」と思いながら、OTO TO TABI 2018に行った。「叶うことならば、MPCを叩くあの手元を、間近で見てみたい」その一心で。

そして、手を伸ばせば触れられそうな距離で、STUTSが繰り出す音楽を浴びながら僕は、曲と曲の変わり目もあやふやになるくらい一心不乱に踊った。そしてMPCのパッドを叩くSTUTSの手元を見て「ああ、この人も踊っているな」と思った。軽快なステップを踏むように、MPCを叩く手が、踊っていたのだ。

あれから3年以上が経って、色々な事が変化した。僕は観客ではなくOTO TO TABIにスタッフとして関わるようになり、世界は新型コロナウイルスの猛威によって様変わりした。僕らはお互いを守るための社会的距離をとるようになり、ライブにおいては、声援を送ることもできなくなった。「でも、もしかしたら」という希望もある。いまでも、STUTSのライブパフォーマンスは、あの頃と同じ「近さ」を“心で”感じられるものなんじゃないか、という希望だ。それはSTUTSがこの3年のあいだに、ステージのサイズや僕らの社会的距離を凌駕する勢いで、大きな存在感を放つアーティストに変化を遂げたからこそ生まれる希望である。(星野源とのコラボや、松たか子をヴォーカルに迎えてのドラマ主題歌プロデュースは、まさにビッグ・ニュースだった)。

僕はいま、あの頃のようにSTUTSで踊りたいと思っている。お酒を飲んだり、歓声を上げたりすることはできないけれど、踊ることはできる。いつだって最後に残るのは希望だと決まっているのだ。だから、ダンスは希望だ。STUTSは希望だ。音楽は希望だ。

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