遡ること十数年前、田舎町から札幌近郊の大学に進学した私に、仲良くなった先輩から「札幌を拠点に活動しているもの凄くカッコいいバンドがいるんだ」と、教えていただいたのがsleepy.abでした。
早速CDを再生すると浮遊感のある幻想的なサウンドと、透き通るような、そしてとても柔らかい歌声に包まれた私は「なんて美しい音楽なんだ…」と同時に「札幌にこんな素敵なバンドがいたなんて…」と、衝撃的すぎてとにかく興奮しながら聴いたことを覚えています。
今までに出会ったことの無いような感覚に襲われた私は、とにかくこれはライブを観ないといけない!と妙な使命感に駆られてすぐにライブスケジュールを確認して次のライブに向かいその後何度もライブを観ては感動でいっぱいになるという体験をしてきました。
月日は流れ、大学4年生になった私は学祭実行委員会に参加しており、大学生活最後の年にどうしても大好きなsleepy.abを呼びたい!野外でsleepy.abを観たい!と思いオファーさせていただいたき出演の返事が来たときに飛び跳ねて喜びました。
いざ学祭当日、6月にしては暑い日で青空の下で聴くsleepy.abはそれはそれは気持ち良すぎて最高のライブでした。成山さんの額から汗が流れておりMCで「普段ライブ中に汗をかくことは少ないんですけどね、今日は気持ち良い天気ですね。」と話されているのを聞いて野外でライブを観る醍醐味というのを実感した瞬間でもありました。
終演後sleepy.abを初めて観たという学生達が「凄いものを観てしまった…」と言いながら物販に並んでる姿を見てグッと来るものがありました。「わかるよ!私も同じだよ!」と最後列に並んだのは言うまでもありませんね。
あれから十数年。同じ6月。そして野外。
今回はどんなsleepy.abを観れるのか私も今から楽しみです。
<メッセージ>◁
— OTO TO TABI / しゃけ音楽会 (@otototabi) June 15, 2023
sleepy.abの成山剛さんからメッセージが届きました🐟
sleepy.abの出演は6月17日(土)16:00〜
#しゃけ音楽会 #鮭音 #otototabi #sleepyab #成山剛 pic.twitter.com/BPohHTq1IC
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Photo by asako yoshikawa / 繁野潤哉 / minaco.