
LAUSBUB
2021年1月18日 Twitter投稿を機に爆発的に話題を集め、ドイツの無料音楽プラットフォーム”SoundCloud”で全世界ウィークリーチャート1位を記録。同時期に国内インディーズ音楽プラットフォーム”Eggs”でもウィークリー1位を記録。2021年6月18日 初のDSP配信となる配信シングル『Telefon』をリリース。2022年11月16日には初のフィジカル作品となる1st EP「M.I.D. The First Annual Report of LAUSBUB」をリリース。2023年8月には地元北海道の大型フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」に出演。
その話題性のみならず、本格的な音楽性からミュージシャン・音楽ファン・各メディアからの注目を集めるニューウェーブ・テクノポップ・バンド。
STAFFより
わたしがOTO TO TABIにスタッフとして関わりはじめたのは、わたしが19歳のとき、OTO TO TABI 2018のことでした。さまざまな音楽やイベントやアーティストにたくさんの刺激を受けて、幸せな時間をもらってばかりの自分が、少しでも何か返したい。音楽やそれに関わる人へ恩返ししたい。それが一番の動機でした。
最初は当日ボランティアスタッフとしてでしたが、回を重ねる毎に出来ることややりたいことが少しずつ増え、気がつけば運営全体に係わるメインスタッフ側になっていました。その活動のさなか、OTO TO TABIとして出店したZINE等の販売イベント『NEVER MIND THE BOOKS 2020』で出会ったのがLAUSBUBの莉子ちゃんと芽以ちゃんでした。
ただ音楽好きの仲間として仲良くなった年下の友人ふたりが、LAUSBUBとして格好いい音楽を世に届けて、わたしもすぐに虜になったのはその数ヶ月後のこと。同時期に企画が進んでいた『OTO TO TABI in GREEN』にLAUSBUBを呼びたい、とスタッフ内の意見が固まったのも至極自然な流れだったけれど、まだライブの経験もないというふたりに過度な負担はかけたくない、ただ世間の注目度ゆえに消費するようなことはしたくない、といった悩みもわたしの中には渦巻きました。
自分なりの言葉を尽くしたオファー文に前向きな答えが返ってきて、イベント当日、たくさんの人がLAUSBUBの音を楽しんでいる様子と、初ライブを終えたふたりが「楽しかったねえ!」と言い合いながら舞台袖に戻って来る姿を目の当たりにしたとき、心の底からよかった、と、安堵が溢れました。その時にはじめて、この街で鳴る音楽とその周りで生きる人々に恩を返せたような気がしました。
きっと、ふたりにとっての初めてのステージが『OTO TO TABI in GREEN』ではなかったとしても、LAUSBUBは今と変わらず格好よく進んでいたと思います。それでも、OTO TO TABIがその機会を作れたこと、ふたりが応えてくれたこと、眩い景色を一緒に見られたこと、すべてを幸福に思っています。
最後のしゃけ音楽会。当日は、あの日よりずいぶん砕けた気持ちと厚い信頼を抱いて送り出し、自分たちが思う格好いいや楽しいを詰め込んだLAUSBUBの音楽をたっぷり喰らい、そしてまたおかえり、と舞台袖でふたりを迎えたいのです。
と、至極個人的な想いを書き連ねてしまいましたが、とにかく、やりたいようにやり続けるLAUSBUBが大好きです。どこまでもピュアゆえにソリッドな音に溺れるラストダンス、みんなで踊り切りましょう!